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第1話 「新章!トランスフォーマー」 (2010.4.3放送) オリジナル #1「Transform and Roll Out!」 注:#1から#3は、元々は90分スペシャルとして一本にまとめられて放送された。 カットシーン ラチェットの愚痴にバンブルビーが茶々を入れるシーン。 その直後の、ラチェットがバンブルビーをどつくシーン。 オプティマスが士官学校に行っていた事を語るシーン。 船内にて本部へ連絡を取る前のやり取り。 オプティマスが「コードオメガ」を命じるシーン。 スタースクリームがニューリーダー宣言をするが、他から無視されるシーン。 更にディセプティコンの宇宙船が爆発に巻き込まれるシーン。 オプティマス達がステイシスモードに入るシーン。 サリが顔についたガムを、再び口に入れるシーン。 サリが学校に通っていない事が説明されるシーン。 サムダックがマイクロボットについて、子供達に説明するシーンの一部。 マイクロボットの暴走シーンの一部。 セリフに関する問題点 冒頭でオプティマスが見ている映像は、初代トランスフォーマーの映像の一部であり、過去の戦争について語られている(G1メガトロンやガデプ、ダイオンなども映っている)。しかしそこに「お宝鑑定団」などと、まるで無関係なセリフがかぶせられてしまっている。「鑑定団」ネタは、ウルトラマグナス役の声優、銀河万丈氏繋がりであろう。 ブリッツウイングが「三つの袋~池袋」という一連のセリフを言うが、何故ブリッツウイングが地球の、それも日本の地名を知っているのか?オリジナル版では、ブラックアラクニアの有機体ボディについて揶揄するようなセリフとなっていて、これは後々につながってくるセリフでもある。 アイアンハイドが「おかあちゃ~ん」と言うが、トランスフォーマーに「母親」は存在するのか?母親では無いが、父親のTFがいる例もあるので、母親TFもいる? ウルトラマグナスがオプティマスに「ヒーローになろうとするな」って言う部分だが、原語だと「君はそうプログラムされていない」(意訳)、日本語だと「君にはまだその力はない」となっている。前者は「プログラムされていない事はすることが出来ない」という意味だが、後者は「まだ」となっているため「今後そうなるかもしれない」というニュアンスが残り、結果として対照的な意味合いになってしまっている。 またこのウルトラマグナスのセリフは、後々出てくるセリフと対になる部分でもある。 設定に関する問題点 オプティマスが士官学校に行っていたエリートでありながら、今では土木工事部隊のリーダーをやるまでにおちぶれている、という部分が語られていない。 スタースクリーム以外のディセプティコンは、彼を見限って独自行動を取ったのが描かれている。そこがカットされてしまっているため、3話で何故スタースクリーム「だけが」地球に来たのかが不明瞭。 サリが学校へ行っていない事などがカットされ、彼女の特殊性が薄められてしまっている。 「地球」とも「デトロイト」とも語られていない。 関係者さん、このようなwikiを建てられる意味をご理解ください。 -- ゴダード (2010-05-29 10 41 16) オライオンじゃなくてダイオン -- 名無しさん (2010-05-29 11 03 17) 修正しときました~。 -- @管理人 (2010-05-29 11 16 34) シックスショット(海外版)とかダイアトラスとか父親TFはけっこういるし母親TFがいてもおかしくない気がする。女声のベクターシグマが「みんな、私の子供達」いってる作品もあるし -- 名無しさん (2010-05-29 11 53 40) ベクターシグマの場合、「TFに命を吹き込んだ」という設定が実際にあるから良いんでないだろうか。 -- 名無しさん (2010-05-29 18 20 33) お母さんくらいいいんでない? -- 名無しさん (2010-05-29 18 42 46) まああくまでも「そういうセリフがあった」という事です。 -- @管理人 (2010-06-03 21 29 16) サムダックがゴキが暴れているが心配ないと言った途端襲われるというシーンが前のシーンの説明を続けていてそれが終わった次の瞬間襲われるに変更 -- 名無しさん (2010-06-07 19 10 19) テレ東はポケモン事件以降保護者からの苦情対策で子供向けアニメに厳しくなったらしいからガムのシーンカットとかは仕方がない -- 名無しさん (2010-07-13 18 26 43) 有識者grizzly1の見解 http //d.hatena.ne.jp/grizzly1/20100403 -- 名無しさん (2010-07-15 16 05 56) ↑個人の感想レベルじゃん -- 名無しさん (2010-07-15 16 47 13) 有識者とかクソワロチwww -- 名無しさん (2010-07-15 20 37 01) 「ヒーローになろうとするな」はG1のコンボイが言ってた気がする -- 名無しさん (2011-04-15 22 30 12) 学校に行かない子供はアメリカじゃ別に特別でもなんでもないんだそうな(主に宗教的な理由で)一方日本では義務教育だってのもあるんだろうな -- 名無しさん (2011-04-23 13 50 34) トランスフォーマーアニメイテッドカットシーン追加の、4 3画面、16 9画面ハイビジョン完全版のDVD-BOX、Blu-rayBOX発売してほしいですね。 -- 名無しさん (2019-01-26 18 16 28) 名前 コメント
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流星のロックマン1 流星のロックマン2Flash10を入れたら見れなくなる!! 流星のロックマン3 流星のロックマンシリーズ
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目が覚めると、そこは見知らぬ世界だった。 魔法少女リリカル☆なのは~NEXUS~ 第一話 『悪魔』 闇の書事件。ロストロギア、『闇の書(夜天の魔導書)』を巡る事件から一年が経とうとしていた。事件の中心人物だった 少女、八神はやては今では自力で歩けるまでに回復し(もっとも、まだ激しい運動はタブーだが)、家族である魔導 書の騎士達も、管理局の保護観察を受けながらも彼女と平和な日々を送っていた。 そんなある日の夜。 「今日はすき焼きやぁ。ヴィーダもお腹すかしてるやろなぁ」 「そうですね。あ、そうだ。帰りに皆のアイスを買っていきましょう」 「ええなぁそれ」 はやてと彼女の守護騎士の一人であるシャマルはゆっくりと鳴海市内を歩いていた。シャマルもまだあまり速く歩け ないはやてに合わせて気持ちゆったり歩いている。荷物は二人で半分ずつ。全部持つと言うシャマルをはやてが説得 して、半分ずつにするのは何時ものことだった。 ふと、はやては空を見上げた。頬に当たった冷たい感触。雪だ。またふわふわと降りてくる。 「……雪やなぁ」 「……そうですね」 二人はしんしんと降る柔らかな雪をしばらく見つめ続けた。彼女達にとって、雪とは特別な意味を持つものだから。 「(リィンフォース……今どこにおるんやろなぁ)」 一年前に旅立っていった一人の家族のことを思い、はやては少しだけ微笑んだ。 刹那、夜空を白い光が掠めた。 「あれ?流れ星?」 はやてが言った。シャマルもつられてそれを追う。だがその光が輝いたのは一瞬。もう見えるはずも無かった。 「願いこと、しましたか?」 「そんな余裕、あらへんよ」 「ほないこか」はやてとシャマルは手を繋いでその場を後にした。 「(今の光、本当に流れ星やったやろか……)」 心中、はやては首を捻っていた。今の光は魔導師が飛行する時に残す魔力の残光にも見えたからだ。 闇の書事件から一年が過ぎようとしていた十二月一日。一人の青年が漂着しているのが発見されて市の病院に運ばれ、 その明朝に行方を眩ましてから一週間後のことだった。 砂漠に覆われた世界。かつて、フェイト・テスタロッサ(現フェイト・T・ハラウオン)とはやての守護騎士、シグナムが 激突したこの地で今、管理局の精鋭達は己らの知る存在を遥かに超えたモノと交戦していた。それは静かに、しかし 確実に彼らに死を運ぼうとしている。 「く、くそぉっ!」 彼らとて管理局の精鋭。その強い自負があった。故に彼らはここで判断を誤る。 逃げておけばよかったのだ。形振り構わずに。この中の誰一人として、それに敵うはずがなかった。 「消えろぉっ!」 一人の魔導師が破れかぶれに魔道杖を振るった。他の魔導師もそれを見て、何とか自分を奮い立たせて『ソレ』に 立ち向かった。同時に繰り出される砲撃魔法。青の光の爆発が『ソレ』を吹き飛ばした。 「なっ!?」 かに見えた。あれだけの砲撃を受けたというのに、『ソレ』は確かに自分の足で立っていたのだ。 「こんな……馬鹿なことが……」 恐怖を一気に通り越させられて、絶望の底辺。その巨体が、彼ら管理局魔導師の自信と意地、全てを砕いて捨てた。 それは確かに人の形をしていた。しかし人ではない。 まず大きさが違う。それはまるで大型の傀儡兵のよう。 そしてそれは仮面を被っているようだった。人でいう口の部分の輪郭が、まるで笑っているようで。しかしその 微笑みは優しげでない。この世全てを哂うような皮肉げな微笑。頭頂部からは角のように突起が生え出ていた。 胸には黒い水晶体。 全身を覆う黒と赤の斑なツートン。それはかつて、ある世界でこう呼ばれていた。 悪魔―『ダーク・メフィスト』と。 『下らん、これがお前達、魔導師とやらの力か』 地の底から響いてくるような低い声。戦う意志をすっかり失っていた局員達をさらに追い詰める。彼らに許されることは ただ震えることだけである。 『まあ良い。最初からお前達には期待などしていない。人間の身で、私に対抗し得るはずがないのだから』 ダーク・メフィストは腕を胸の前で交差させた。その両腕に集う紫紺の妖光。炸裂音を発しながら増してゆくその光を前に しても、優秀なはずの管理局員達は身動き一つ取れなかった。あまりにも大きな力の壁を前にして、心と身体が麻痺してし まっていた。やはり彼らに残された道はただ死を待つことのみ……― 『諦めるな』 世界に、希望の光が射した。 ここが何処なのか、分からない。自分に残されたこの力が何を意味するのか分からない。あの時、確かに感じた はずだ。自分からあの溢れる力が抜けていくのを。だというのに今、身体を満たしているのは失ったはずの光の力。 一体何故?何の為に?この力はあるというのだろう。それはまだ分からない。それでも……。 「この力が有る限り、俺は退かない」 姫矢准は、再びエボルトラスターを天に振り上げた。贖罪の戦いはもう終わったのかもしれない。それでもまだ 宿命が告げていた。戦い続けろと。砂塵舞う地に降り立ち、立ち上がる銀(しろがね)の巨人。眼前に立ち塞がるの はかつての強敵。それに向かって彼の戦士は立ち向かう。 ウルトラマンネクサス・アンファンス、降臨。 ED『英雄』 次回予告 傷付き、倒れるウルトラマン。 『所詮は光の残り滓。お前にはやはり、輝く力は残されていなかったということだ』 再び闇を彷徨う姫矢。 「堕ちて来いよ姫矢。闇は、悪くないぜ」 「俺はお前とは違う!」 そして管理局も強大な敵の対応に追われることとなる。 『黒い巨人、鳴海市上空に出現!』 「なのはさん!フェイトさん!急いで!」 三人の魔法少女VS闇の巨人。 『人の身で、私と戦おうというのか』 次回、魔法少女リリカル☆なのは~NEXUS~ 第二話『暗黒』 「スターライトぉ!」 「プラズマザンバーぁ!」 「ラグナロクっ!」 『ブレイカー!!!』 前へ 目次へ 次へ
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901 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 48 39.17 ID fy8LmfQz0 テレポート 902 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 48 41.42 ID 2sGymp5+0 長門に頼む 903 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 48 48.28 ID lyjBA/tH0 翠星石にNフィールド経由でつれてってもらう 905 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 49 51.46 ID wwaX3A0i0 ____ / _ノ ヽ_\ . / (ー) (ー)\ ゴールはハワイに行くかやる夫が死ぬかだおwwww l^l^ln ⌒(__人__)⌒ \ 907誰に頼めばいいかな ヽ L |r┬-| | ゝ ノ `ー‐' / / / \ / / \ . / / -一'''''''ー-、. 人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒)) 906 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 50 26.06 ID fKLwoZNH0 ハワイ村いけ 907 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 50 32.48 ID lyjBA/tH0 やらないお 908 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 50 40.46 ID i2sdiJWr0 神 909 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 50 40.77 ID 2TsjIxB10 宅配便 910 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 51 24.57 ID 2sGymp5+0 905 じゃあ、やる夫が死ねばいいと思う 911 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 52 38.92 ID q04fMZbD0 このやる夫死なないだろwww 912 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 53 41.67 ID P3JT6IMu0 それなんてバッドエンドw w w 913 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 53 55.89 ID wwaX3A0i0 / ̄ ̄\ お巡りさん、 ./ ヽ_ \ ____ ハワイに (●)(● ) | 久々の登場です / ― -\ 行きたいお (__人__) | ハワイとか無理だろ・・・JK / (●) (●) ヽ`⌒´ | / (__人__) \ . { | | ` ⌒´ | { ノ \ / ヽ ノ ___/ \ / ヽ / ヽ | | l||l 从人 l||l ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、 ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒)) 916 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 58 11.29 ID wwaX3A0i0 ちなみに 1000行ってもやる夫は死にます / ̄ ̄\ ___ / _ノ \ /⌒ ⌒\ | ( ●)(●) ドン☆ (● ) (● ) \ 使えないやつめwwwww . | (__人_(ニ~`ヽ、 / ⌒(__人__)⌒ \ | ` ⌒´(((_⊂ ヽ| |r┬-| | . | } \ \ `ー'´ / . ヽ } ゝ-| ヽ ヽ ノ \ ヽ \ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \ _______ / \ __/ \ /. 、 | |. ,(⌒(○)ヽ | l lヽ )> / / ヽ\ `(●,(○) / / | \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ | |ヽ、二⌒)、 \ 918 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 59 31.28 ID ldKgzFI80 またころしたwwwwww 919 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 59 38.05 ID q04fMZbD0 これはスクイズよりもバッドエンドの確立が高いwww 921 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 15 59 41.59 ID wwaX3A0i0 ___ ;/ノ ヽ\; ┬-.∥ _;/ (○)(○) |__; | | ∥ | | (__人__) / | . Y ∥ | ;\ `⌒u./ | | ∥ / ~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /.| | ∥ ,| . ....... /| | / ∥ /. .. ... |'(/\_/ ∥ ../ . .. . /. / /∥\ /. . .... .. /. / ' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _/ |_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|_| ____ / \ / ─ ─ \ もうなんでもいい、ハワイに行きたい 921 / (●) (●) \ | (__人__) | \ ` ⌒´ / 922 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 00 06.87 ID wwaX3A0i0 ____ / \ / ─ ─\ / ( ) ( ) ((● ((● | (__人__) | \ | | / 924 ノ | | \ |r┬-| `ー'´ 923 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 00 23.47 ID i2sdiJWr0 ブーンで行く 924 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 00 27.24 ID 8eE8psY+0 どこでもドア 925 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 00 27.24 ID fy8LmfQz0 テレポート 926 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 00 30.84 ID 2TsjIxB10 ハワイじゃなくてハロワに行け 927 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 00 58.68 ID 2sGymp5+0 自爆テロおこす 928 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 01 26.62 ID 2sGymp5+0 サリンばらまく 929 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 01 44.09 ID 2sGymp5+0 自殺 930 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 02 02.82 ID V+qW4Qhl0 ファルコンパンチする 931 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 02 41.79 ID 8H5APMn00 サイパンで逮捕されれば、本国までご招待だ 932 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 03 13.86 ID d2KDZLax0 950とった奴はやる夫延命装置開発してね 933 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 03 27.99 ID wwaX3A0i0 ____ /∵∴∵∴\ /∵∴∵∴∵∴\ /∵∴∴,(・)(・)∴| |∵∵/ ○ \| |∵ / 三 | 三 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |∵ | __|__ | < どこでもドア?勝手に使えよ馬鹿! \| \_/ / \_____ \____/ ____ /⌒ ⌒\ /( ー) (ー) \ / ⌒(__人__)⌒ \ ありがとうだお (ガチャッ | |r┬-| | \ `ー'´ / r´、___∩∩__, / \__ ´人 ` _ノ ヽ  ̄  ̄ | | / | r / 936 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 04 51.26 ID SQ9J8fIH0 使わしてくれんのかよw 937 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 04 53.62 ID d2KDZLax0 tanasinn... 946 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 07 10.59 ID wwaX3A0i0 ( ⌒ヽ _,,...-‐‐''"" ̄ / / | \ ( ⌒) ゝ ゝ ⌒ヽ,, __,,,....--―-..、 / / | \ ,,.( )、,,( ( / ,,,,,,,,,;;》》》〉〉ゞ / / | ( ゝ _,,...-‐‐--..,,,_ / ミ'' / / / / 〉〉》》》》 ,, `ヽ、,r'~ ̄ ̄`ヽ、 ̄+; ̄ ̄ __ ̄ ̄ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,,_p/  ̄ ̄ _____,,,...(,;;)/⌒ヽ、"",,, ヽ、 。.. _'. ! .. . / ... .. .. ........ 。゚。,,,_p/ ..... ,,r''~ ̄,,,,,,;;;;《《(,;;);;)彡 ヽ 彡,,ゝ / | . *.... ... ........+ ....... ... . ...... ..... . 《《《 "" ,r';i;i/ .. . 彡 ) + | /........... .. .. 。... ..... . ........ ... .. ... 。.... ,r'ww/ 彡ノ . / ̄ ̄| 。.. ...... 。... ......*..... .. .. ..... ... ... ~;,,。,r';i;i;i;i;i/ ... / | ......... ......... ... ... ..... 。 ......... /www,'.。.... 。.... . . | /。.....゚ .........。・...。.... 。 。。.. ...... 。... ... ...... .. /;i;i;i;i;i;,'. ~^^゚~~~゚^ |__/~~・。,,,,:~"~~。~・" ゚''~。,,, 。....゚....... 。..... .......... /w;w;w,' ~^^゚~・,,。,, 。....゚......。..。.... /;;;i;;i;i;i;i;i ;w;w;w;ii ;;i;;i;i;i;i;i ___ / ⌒ ⌒\ / (゚ ) ( ゚) \ 来たよハワイーwwwwww / ///(__人__)/// \ さて何しようかなーwwww 945 | u. `Y⌒y'´ | \ |、__i′ ,/ /⌒ヽ ノー‐'ヽ ィヽ 950 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 07 40.28 ID wwaX3A0i0 ____ / \ / ─ ─\ / ( ) ( ) ((● ((● 950 | (__人__) | \ | | / ノ | | \ |r┬-| `ー'´ 951 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 07 55.16 ID wwaX3A0i0 ____ / \ / ─ ─\ / ( ) ( ) ((● ((● | (__人__) | 960 \ | | / ノ | | \ |r┬-| `ー'´ 956 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 08 30.73 ID V+qW4Qhl0 ファルコーン パーンチ!! 957 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 08 34.07 ID 3rwi/8Te0 ハイパー賢者タイム、のちに馬鹿馬鹿しくなり帰宅 958 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 08 38.08 ID 2TsjIxB10 イカダで帰国 960 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 08 40.60 ID Rw6i4glI0 ヌーディストビーチにいく 961 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 08 44.31 ID P3JT6IMu0 帰るのが面倒になりそのまま住む 963 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 08 44.71 ID Orug4saz0 海を眺めての強姦 965 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 08 49.86 ID SA1gwiG70 夢から覚める 966 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 08 54.90 ID qjd+wl2r0 賽銭泥棒 968 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 09 17.77 ID 2sGymp5+0 自爆テロ 970 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/14(金) 16 09 31.17 ID e7TDEYjU0 ハワイ占領 幼女溶けコーン 名前 コメント
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ACT1 『捨て犬』 あの決定的な政治統合による時空管理局発足からXX年―― 政治的混迷からようやく抜け出し、古代技術の発掘・利用が「高度経済成長」となって実を結びつつある一方で、世界は多くの病根を抱えていた。 わけても強引な時空管理局創設が生み出した不穏分子の群れと、大量のロストロギアの“出現”を温床に激増した組織的凶悪犯罪は、これに対処する自治体警察の能力を越え、深刻な社会不安を醸成していた。 軍の内政への介入を抑え、合わせて、世界警察への昇格を目論む自治警内部の動きをけん制すべく、時の政府と時空管理局は第三の道を選択することになる。 従来の探索・管理を主任務とした古代遺跡管理課を統廃合し、活動範囲を限定しつつ、独自の権限と強力な戦力を保有する時空管理局直轄の実働部隊。 時空管理局古代遺跡管理部機動一課 通称 機動一課 の誕生である。 その迅速な機動力と強大な打撃力で、ミッドチルダを舞台に治安の番人としての栄誉を独占し、第三の武装集団として急速に勢力を拡大した 機動一課 。 しかし当面の敵であった組織された反政府勢力=都市ゲリラにかわり、違法魔導師や暴走した古代遺跡が台頭するに及んで状況は大きく転回することになる。 個人による古代遺跡 ロストロギア を使用した犯罪に対し、 機動一課 が行った凄惨極まりない攻撃は激しい世論の指弾を浴びた。 峻厳な正義の守護者への賛辞は権力の走狗への呪詛に変わり、相対的安定=繁栄への期待向けて流れ始めた世情の中で「機動一課」は急速にその孤立を深めつつあった。 強化服とデバイス搭載銃火器で武装し、 ケルベロス の俗称でテロリスト達を震え上がらせた機動一課の精鋭たちも機動六課の活躍により、その歴史的使命を終え、時代は彼等に新たな、そして最終的な役割を与えようとしていた。 『歴史の清算が叫ばれ、新たな価値を求めて人々が足並みを揃え始める一方、その流れに取り残されあるいは抵抗する少数のものが容赦なく圧し潰され、そして忘れ去られようとしていた時代』 ミッドチルダ首都。 深夜の地下工業区画は赤く燃えていた。 この日、違法遺跡物売買及び魔術的生成薬物密造の一斉摘発から端を発したイザコザは戦闘へ発展していた。 犯罪組織のダミー会社が所有していたビルを包囲したミッドガルド自治警察警視庁機動隊にペットボトルが投げ込まれる。 ペットボトルは地面に落着した途端に爆発し炎上。 俗に言う火炎ビンの、衝撃による化学反応で発火するペットボトル版であるが、500㏄の容量では到底考えられない威力である。 ナパーム効果を持たせられていたため、近くの機動隊員が炎に包まれる。 待機していた同僚が即座に消化剤で消すが火傷は免れない。 機動隊防護服といえども隙間が存在するからだ。 魔導師の防御魔法でも使わなければ防ぎえるものではない。 負傷した隊員は仲間に引きずられて後方に下がる。 機動隊員から怒声が飛ぶ。 「医療班急げ!」 「ただの火炎ペットボトルじゃねえぞ」 「どこから投げ込まれたんだ!狙撃部隊の奴ら昼寝でもしていたのか!」 ミッドガルド首都の地下工業区画は環境と景観対策で作られた。 観光案内のパンフレットには良く整備された工場地帯が写っている。 確かにそれは事実だが、中央からはるかに離れたこの場所では乱雑に建築物が建っており、倒産し稼動していない工場も多くある。 犯罪者にとってはうってつけの隠れ家である。 そのうちの一つのビルに男達が集まっていた。 普通の犯罪者なら警察から逃げようとするはずである。 しかし、彼らは明確な意思の元、その警察に攻撃していた。 バンダナをつけた男が階段からペットボトルが詰まった箱を持ってきた。 「特性のマジカルカクテルだ。いくらでもあるぞ!それから、こいつは頃合を見て使え!」 男は中身が詰まったバックを持ってきた。 機動隊になおも火炎ペットボトルの攻撃が続く。 「包囲網を後退させて車輌を前面に押し出せ」 「SWATは何をしている?投擲位置がわからないのか?無線が妨害されているでは理由にならん!」 こういう捜査には慣れたいた機動隊員たちは混乱していた。 見通しの悪い環境に加え、相互の連携を阻止する妨害電波が発せられていた。 これは明確な軍事的攻撃である。 怒鳴り散らす機動隊指揮官と隣り合わせていた時空管理局古代遺跡管理部機動一課副長のハジメ・ハンダが口を開く。 「やめた方がいいな。いま後詰めの部隊を下がらせると突破された時に潰走するしかなくなる」 「無線妨害されているこの場に筋金入りのプロがいたのでは火に油だ!それとも他に策でもあるか!」 機動隊指揮官を半ば無視し、ハンダは燃え盛る炎を分析した。 「あの燃え方……マグネシウムやナパームジェリーを混合したやつじゃないな。おそらく魔導師が精製したマジック・マテリアルを使用しているんだろう。素人がおいそれと手にできるしろものじゃない」 「あの中に魔導師のメンバーが!?」 「とはいえ攻撃の効率から見て全体としては烏合の衆。撃って出れば一度の突撃で蹴散らせる。検挙の網に一人でも引っかかれば儲けものか。時機を失えば突撃の効果も薄れる。撃って出るなら今だ」 「一課との共同捜査とはいえ現場の指揮権は我々にある!これ以上の口出しはやめて貰おうか!」 その時ビル影から工事ヘルメットを被った男が飛び出してきて、雄叫びとともにバックを投げる。 近くの工場の屋上に待機していたSWATの狙撃主が、投げた男の腕を狙い阻止射撃したが間に合わなかった。 機動隊の前面にバッグが落ち、爆発した。 近くの隊員を宙に舞い上げる。 人間が地面に落ちても、防盾はまだ飛んでいた。 吹き飛ばなかった隊員にも被害が出る。 バッグには爆薬と一緒に釘でも混ぜていたのか、防護服に無数の金属片が突き刺さっていた。 機動一課副長のハンダは凄惨な光景を見ても全く表情を変えずに言った。 「投擲爆弾だ」 機動隊指揮官が直に命令した。 「発砲許可!突っ込めーー!」 拡声器を大音量で直接命令。 SWATと機動隊が周囲の制圧を始める。 武装した者が居れば容赦なく発砲して良い許可が出たがその数は少ない。 地下水路。 騒乱の上部をよそに、先ほどまで攻撃していた者達が排水路を通って移動していた。 「3ブロック後退だ。急げ!」 リーダーらしき男が指示する。 手には手製の短機関銃他、携帯ロケットさえ持っていた。 犯罪組織とは最早言えない重武装である。 彼らの素性を知れば納得するだろう。 反政府武装ゲリラ「セクト」の一部隊である。 慎重に先導したがライト付きメットを被った男が、異変に気付いた。 水路の闇に灯る紅い目。 「機動一課だ!荷を捨てて逃げろ!」 待ち構えていたのは、見るものに心理的圧迫感を与える風貌の強化装甲服を身に纏った機動一課突入小隊。 無警告射撃開始。 常人ではとうてい出来ない重機関銃の立ち撃ちである。 チェーンソウのような金切り声を上げ、重機関銃のマズルフラッシュが水路一帯を照らす。 ゲリラ側に反撃など不可能であった。 8人のゲリラの内、5人が高速のライフル弾の連続命中で胴体や手足頭を引き千切られ、汚水に自身の中身をばら撒きながら沈む。 瀕死の一人が水中に倒れた中で、隠し持っていたスイッチを押す。 大型のバックの中身が一斉に炸裂し、地下水路はおろかその上部の区画丸ごと陥没させた。 大爆発で大騒ぎになった周囲の状況を無視するように、ハンダの元に念話による連絡が入る。 「殲滅完了。部隊の損害ゼロ」 あの爆発で死者が一人も出なかったのは、強化装甲服に加え、重機関銃にオプション装備されたデバイスによる防御魔法の即時展開が可能だったからこそである。 これこそが機動一課の異常性を物語っていた。 それは、一人一人が訓練された魔導師であると同時に冷酷無比な銃火器のスペシャリストであることなのだ。 続く 戻る 目次へ 次へ
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驚異のロボット誕生 エーゲ海に浮かぶバードス島。 潜水艦が浮上する。 右半身が女、左半身が男の怪人物・あしゅら男爵が、鉄仮面の兵士を連れて現れる。 あしゅら「やっと着いたか、つけられたりはしなかったろうな?」 兵士「はい、大丈夫です。あしゅら様」 あしゅら「よろしい。久々にDr.ヘルにお目にかかるとするか」 古めかしい遺跡の中へと入ってゆく。 あしゅら「あしゅら男爵、お呼びにより参上しました」 扉が開く。 中には近代的な秘密基地が築かれており、悪の天才科学者・Dr.ヘルが控えている。 Dr.ヘル「来たか、あしゅら男爵!」 あしゅら「Dr.ヘル、ご機嫌よろしゅう」 Dr.ヘル「ついに、わしが世界を征服するときが来た!」 あしゅら「Dr.ヘル、それはおめでとうございます」 Dr.ヘル「見よ、あの機械獣軍団の姿を!」 巨大ロボット、機械獣の軍団が勢揃いしている。 Dr.ヘル「あの機械獣軍団は、このバードスの杖によって自由に動くのだ。まずはガラダK7!」 Dr.ヘルが杖を振るうと、最初の機械獣・ガラダK7が動き出し、頭に装備されている鎌を引き抜く。 Dr.ヘル「おぉ、よい! やめろ、K7。あの鎌を飛ばされたら、この地下帝国が真っ二つだ。次はダブラスM2!」 次の機械獣・ダブラスM2が熱線を発射する。 たちまち、そばの支柱が溶けてしまう。 Dr.ヘル「やめぃ、M2! あの熱線は、この宮殿を溶かすのに1分とはかからん」 あしゅら「Dr.ヘル、なんと素晴しい機械獣軍団でしょう! これさえあれば世界征服は、いとたやすいこと。すでに世界征服は完了したと同じことでありましょう」 Dr.ヘル「だが、ひとつだけ気がかりが……」 あしゅら「と、申しますと?」 Dr.ヘル「兜博士だ」 あしゅら「兜博士?」 Dr.ヘル「世界的な日本の科学者で、わしのロボット軍団の秘密を知っている、ただ1人の人間だ」 あしゅら「思い出しました。世界の科学界に於いて画期的な発明をした、あの男ですね」 回想── かつて、科学者の兜博士の大発明が、日本で報じられていた。 『日本の偉大な科学者、兜博士は、人類の長年の夢であった光るエネルギー、つまり光子力を引き出すことに成功しました!』 富士山の裾野の光子力研究所。 所長の兜博士が、助手の弓教授と共に、報道陣を相手に、新たな発明を披露している。 兜博士「これが今度発明した、超合金Zだ」 報道陣「博士、超合金Zの成分は何ですか?」 兜博士「新元素、ジャパニウム」 報道陣「えっ、新元素?」 弓教授「兜博士が富士火山帯の地層から発見した、新元素です。この新元素は、富士火山帯のみにしか、ありません」 兜博士「その新元素ジャパニウムを使って、超合金Zを開発した。今、Zの強さをお目にかけよう」 ガラス窓の向こうに、実験室が設けられている。 兜博士「ガラスの中にあるのは、鋼鉄を一瞬に溶かす力を持つレーザー光線発射装置」 超合金Zの板を目がけ、レーザーが発射されるが、板は傷一つつかない。 報道陣「こりゃすごい!」「ビクともしねぇ!」「本当だ!」 兜博士「では次に、光子力をご覧に入れよう」 ガラスの向こうで、ジャパニウムの塊の生成が行なわれる。 その反応で光のエネルギー、光子力エネルギーが生まれ、凄まじい光に報道陣が目を覆う。 弓教授「今のが、ジャパニウム核分裂の過程で抽出された、光のエネルギーです」 報道陣「凄い! まさに世界科学史上、画期的な発明ですね!」「こりゃ凄い!」「驚いたなぁ!」 記者会見の後、兜博士と弓教授。 弓教授「えっ、引退する!?」 兜博士「そうだ」 弓教授「なぜですか!?」 兜博士「弓教授、私にはやらねばならぬ仕事が残っている。この光子力研究所は、そっくり君が引き継ぐのだ。君は、光子力をあくまで平和利用に役立てるのだぞ」 弓教授「はい。しかし博士が引退されると、寂しくなりますね……」 兜博士「人間には必ず、別れの時が来る。それが自然の摂理なのだ」 場面は現在の、Dr.ヘルとあしゅら男爵の会話に戻る。 Dr.ヘル「正義の発明を成し遂げた兜博士は、弟子の弓教授にすべてを任せて引退した── なぜだ!? 兜博士の引退が、どうも気になる。彼はわしの機械獣軍団の秘密を知りながら、それを誰にも洩らさなかった。なぜなのだ!? あしゅら男爵! 世界征服に先立ち、わしの目の上のコブ、兜博士を殺せ!」 あしゅら「Dr.ヘル、その言葉をお待ちしておりました」 Dr.ヘル「ジャパニウムの資源を押さえ、光子力さえ手に入れば、我が機械獣軍団は無敵のものだ」 あしゅら「Dr.ヘル、お任せくださいまし」 Dr.ヘル「このバードスの杖を与える。これで機械獣を暴れさせるのだ!」 あしゅら「かしこまりました」 Dr.ヘル「行け、日本へ! 我が機械獣を海底要塞サルードに積んで、出発せよ!」 あしゅら「おぉ、海底要塞サルード!」 Dr.ヘル「この海底要塞サルードこそ、我が地下帝国にとって機械獣軍団に次ぐ強力な武器なのだ。あらゆる機能を備え、海底を自由に移動することができる。そして、海底発生装置が作り出す渦巻は、巨大な軍艦をも飲み込んでしまうのだ!」 機械獣が海底要塞サルードに積み込まれる。 あしゅら「よし、準備は完了した」 Dr.ヘル「海底要塞サルード、出動せよ!!」 海底要塞サルードが発進する。 日本近海。サルードから、あしゅら男爵たちを乗せた潜水艦が発進する。 あしゅら「よし、浮上だ」 潜水艦が浮上する。 陸上からボートで、スパイの兵士が駆けつける。 あしゅら「わかったか、兜博士の行方は?」 兵士「兜博士には、2人の孫がおります」 あしゅら「何、孫が?」 兵士「奴らが博士の行方を知っているはずです」 あしゅら「兜博士の家はこの東京にある。よし、まずはここをあたってみよう」 兜博士の自宅、兜家の夜。 博士の孫のシローがソファでうたた寝しているところへ、家政婦のルミが声をかける。 ルミ「まぁ。シローおぼっちゃま、こんなところで寝たら風邪ひきますよ」 シロー「……甲児兄ちゃんは?」 ルミ「まだお帰りになりませんよ」 シロー「何してんだろうな。毎晩、夜遊びして」 ルミ「またオートバイにでも、乗ってるんでしょ」 シロー「兄貴のオトキチにも困ったもんだ。すぐにとっつかまえて、意見してやんなきゃ」 シローの兄、物語の主人公である兜 甲児は、夜の道路をバイクで走っている。 目の前のトラックに衝突しそうになりつつ、巧みにバイクを操って走り去る。 運転手「この野郎、気をつけろ!」 甲児「こちとら体が小さくても、ケンカには負けねぇんだ。あばよっ!」 兜家で、玄関の呼び鈴が鳴る。 ルミ「はぁい。甲児お坊ちゃまね。……あら、どなた様で」 あしゅら男爵と、部下の兵士たちの姿。 あしゅら「こんばんは」 ルミ「あ──っ!?」 あしゅら「兜博士はどこにいる?」 ルミ「だ、誰よ!? た、助けてぇ!」 あしゅら「手間をかけるな。言え!」 ルミ「ふ、富士山麓……」 あしゅら「それから!?」 ルミ「あ、青木が原にある、別荘に……」 あしゅら「それだけ聞けば、用はない」 あしゅら男爵が杖から、ルミに光線を浴びせる。 ルミ「あ──っ!?」 甲児が帰宅する。 入替りに、あしゅら男爵たちが去って行く。 甲児「誰だ!? 待て! ……おかしい、確かに変な奴が、うちから出て行った」 シロー「うわぁ~ん!」 家に入ると、事切れたルミに、シローがすがりついて泣いている。 シロー「ルミさぁ~ん!」 甲児「どうしたんだ、シロー!?」 シロー「兄ちゃん! お手伝いのルミさんが殺されたよぉ! うわぁ~ん!」 甲児「なぜ殺されたんだ!?」 シロー「わかんないよぉ!」 甲児「殺した奴は誰なんだ!? ……さては、さっきの奴らだ!」 甲児が家を飛び出すが、あしゅら男爵たちはすでに姿を消している。 甲児「畜生、一体どこへ行きやがったんだ?」 あくる日、あしゅら男爵たちが、兜博士の別荘のもとを訪れている。 兜博士「とうとうDr.ヘルの配下が、ここに気づいたようだ」 兜家の電話が鳴る。 甲児「もしもし、兜ですが」 兜博士「甲児か? 私だ」 甲児「あっ、お爺さん」 兜博士「大事な話がある」 甲児「こっちもだ。ルミさんが殺されちまったんだ!」 兜博士「何だって!?」 甲児「殺したのは、鉄仮面をかぶった奴らなんだ」 兜博士「何、鉄仮面!?」 あしゅら「別荘を爆破して、兜博士を殺せ!」 兜博士「甲児。お前とシローに大事な話がある。すぐ、ここへ来てくれ!」 甲児「えっ、大事な話だって?」 兜博士「私の話には、世界の平和が懸かっているんだ。とにかく、すぐに──」 電話が切れる。 甲児「あっ!? もしもし、もしもし!?」 シロー「どうしたんだい?」 甲児「わからない……」 あしゅら男爵の部下の兵士が、電話線を切断していた。 兵士「爆破準備、完了!」 あしゅら「よろしい」 甲児「シロー、お爺さんの身に何か起こったんだ!」 シロー「お爺さんを助けなきゃ、兄ちゃん!」 甲児「任しとき!」 シロー「あっ、僕も行くよ!」 甲児がバイクに乗り、後ろにシローが乗る。 甲児「しっかり捕まってるんだぞ! 振り落とされたって知らねぇぞ!」 あしゅら「爆破装置を」 兵士「はっ」 兜博士は、別荘の地下室へと入っていく。 あしゅら「さぁ、兜博士の最期だ!」 別荘が大爆発──! あしゅら「これでDr.ヘルの目の上のコブだった兜博士は死んだ! ハハハハハ!」 甲児たちがバイクで、別荘を目指す。 甲児「この森の向こうが別荘だ」 シロー「ふぅん」 甲児「あっ!」 別荘は爆破され、瓦礫の山と化している。 シロー「別荘がない!? お──い!」 甲児たち「お爺さぁ──ん!」「お爺さぁ──ん!」 瓦礫の上を歩いている内に、シローが足元を踏み外し、転落する。 シロー「わぁっ!? 助けてぇ!」 甲児「シロー!? シロー、どうした!? どこへ行っちゃったんだ!? ──な、何だ、この穴は!?」 シローは、地下室への入口を踏み抜いて、階段を転げて地下室で気絶している。 甲児「あっ、シロー!?」 甲児が地下への階段を駆けおり、シローを助け起こす。 甲児「シロー、しっかりしろ! 大丈夫か?」 シロー「う、うぅん…… ここはどこ?」 甲児「どうやら別荘の真下に作られていた、地下室らしい」 シロー「だけど別荘にはこんな地下室、なかったはずだよ。もしかしたら、お爺ちゃんが造ったんじゃ?」 崩れた地下室の一角で、兜博士が梁の下敷きになって倒れている。 甲児「あっ!?」 シロー「お爺ちゃん!?」 2人が兜博士を助け起こす。 甲児「お爺さん! わかるかい、甲児とシローだよ!」 兜博士「ま、間に合ったか…… あ、後でこれを読むんだ」 兜博士が甲児に、手紙を差し出す。 甲児「シロー。お爺さんの体を、梁の下から引きずり出すんだ」 兜博士「む、無駄だ。よせ」 甲児「し、しかし!」 兜博士「私は助からん……」 シロー「お爺ちゃん!?」 甲児「お爺さんをこんな目に合せた奴は一体、誰なんだ!?」 兜博士「Dr.ヘル……」 甲児「えっ、Dr.ヘル?」 兜博士「世界征服を企む、悪の科学者だ。甲児、あれを見ろ……」 兜博士が、地下室の隅を指差す。 甲児「えっ? あそこに何が?」 兜博士「あのコンピューターパネルの向こうの、地下広場だ」 甲児たちが、その示された場所へ行ってみる。 そこには身長10メートル以上の巨大ロボット、マジンガーZの姿がある。 シロー「わぁ~っ、ロボットだ!」 甲児「こんな物を一体、誰が!?」 兜博士「私が作り上げたのだよ」 甲児「えっ? 何だって、こんな化け物みたいなものを?」 兜博士「私はどんなことをしても、このマジンガーZを完成させなければならなかったのだ」 甲児「なぜなんだい、お爺さん」 兜博士「Dr.ヘルの野望を挫くためさ。マジンガーZは、私が開発した超合金Zで身を固め、光子力によって作動する。そして、あらゆる武器が内蔵されておる」 甲児「えっ、武器が?」 兜博士「あのロボットは完全だ。もう何一つ、修正するところも調整するところもない。甲児、シロー。あれは、お前たちのものだ。私のただ一つの心残りは、あれを操縦するお前たちの姿を、見られなかったことだ…… 甲児! お前はあのマジンガーZさえあれば、神にも悪魔にもなれる。甲児、マジンガーZさえあれば、おまえは超人・兜 甲児として生きていける。さぁ、行け。操縦法は、マジンガーZのそばにある、ホバーパイルダー号だ」 マジンガーZのそばには、小型のホバー機、ホバーパイルダーがある。 甲児「そのホバーパイルダーを、どうやって操縦するの?」 兜博士「操縦法は、あのホバーパイルダー号に乗って、マジンガーZの頭の部分に、そして……」 甲児「そして?」 兜博士「そしてだ、う、うぅっ……!」 甲児「あっ、お爺さん!?」 シロー「お爺ちゃん、しっかりして!」 兜博士が事切れる。 甲児「お爺さん!? お爺さぁ──ん!!」 シロー「お爺ちゃん!? うぅっ、お爺ちゃん、死んじゃいやだよぉ~!」 甲児「お爺さん……」 シロー「お爺ちゃ~ん!」 甲児「くそぉ…… お爺さんを殺しやがって。今に見ていろ!」 あしゅら「Dr.ヘル。お喜びくださいませ。兜博士はご命令通り、あの世に送りました」 Dr.ヘル「でかしたぞ、あしゅら男爵! ただちに日本の街々を破壊し、機械獣軍団の強さを見せつけてやれ。そして、光子力研究所を占領せよ」 あしゅら「わかりました。ただちに海底要塞に戻り、作戦を開始します」 あしゅら男爵を乗せた潜水艦が、海底要塞に戻る。 あしゅら「行動開始! 海底要塞サルード、これより駿河湾へ移動する!」 甲児「まったく、なんてでっかいんだ、こいつは」 (兜博士『甲児、マジンガーZさえあれば、おまえは超人・兜 甲児として生きていけるぞ』) 甲児「シロー、マジンガーZに乗ってみるぞ」 シロー「大丈夫かい? 兄ちゃん」 甲児「任しとけ」 甲児が、ホバーパイルダーに乗り込む。 操縦席には、たくさんのスイッチ、ボタン、レバーで埋め尽くされている。 甲児「とは言ったものの……」 シロー「頼りねぇ~」 甲児「ま、気にしない、気にしない。オートバイの要領でやってみるぜ。こりゃ随分、ボタンだのスイッチだの、ありやがるなぁ。驚いたなぁ~。ま、いいや。片っ端から動かしてやれ」 ボタンの一つを押すと、ランプが光り、稼働音が響く。 甲児「おぉ、結構ちゃん、結構ちゃん! よし、今度はこいつだ」 レバーを倒すと、キャノピーが降り、甲児の頭はキャノピーと機体に挟まってしまう。 甲児「わぁ~っ!?」 シロー「だから言わないこっちゃない」 甲児「痛痛痛…… 畜生、この野郎、逆らいやがって!」 もがく内に手がレバーに触れ、キャノピーが開く。 甲児「ふぅ、戻った。びっくりしたぁ~!」 シロー「ねぇ、もうやめよう」 甲児「何の何の。これぐらいのことで、あきらめてたまるか。ホバーパイルダーのヘソ曲がり野郎! ふてぇ野郎だ! いい加減にご主人様の命令に従わねぇと、ぶっ飛ばすぞ!」 シロー「機械に文句言ったって、始まらないだろう!?」 甲児「今度は慎重に……」「よし、いいぞ。次はこいつだ」 両翼のファンが回転を始める。 甲児「思った通りだ! 名調子、ざまぁ見ろ! いよいよ動くぞ」 シロー「兄ちゃん! だけど、どうやってあのマジンガーZの頭に、ピッタリはまり込むんだい? こりゃ、兄ちゃんの腕でも、ちょっと無理だと思うけどね」 甲児「黙ってろ、調子出てんだから」 シロー「生兵法は大怪我の元って、ことわざもあるだろ」 甲児「キーッ! くそ、いちいちケチつけやがって! ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たるって、ことわざもあらぁ! くそぉ、こうなったら意地でもマジンガーZの頭にドッキングしてやらぁ!」 操縦席がキャノピーで覆われ、ファンが回転を増す。 甲児「さぁ、ホバーパイルダー。これで動かなかったら、バラバラに壊してやるからな!」 操縦桿を引き、ペダルを踏む。 ホバーパイルダーが床から舞い、空中に飛び上がる。 シロー「あっ、動いた! ヒャッホー! 飛んだ飛んだ、飛んだぁ!」 甲児「さてと、あの頭に乗っかるには、と」 シロー「そっから先が、難しいっスよ~!」 甲児「これかな?」 ボタンを押すと、ホバーパイルダーがマジンガーZの頭部へと近づいてゆく。 甲児「うまくいきますように…… あら?」 ホバーパイルダーは、確かにマジンガーZの頭上に降りたものの、翼が引っかかり、完全に合体できずにいる。 甲児「これじゃ、サマになんねぇや! これかな?」 ボタンを押すと、翼が折り畳まれ、ホバーパイルダーはマジンガーZに合体を完了する。 シロー「やったぁ! さすが、俺の兄貴だぁ!」 甲児「さぁ、マジンガーZを動かすぞ!」 スイッチを入れ、ボタンを押すと、マジンガーZから稼働音が響く。 シロー「すげぇ!」 マジンガーZが腕を振り上げる。 甲児「それぇ! 動けぇ!」 甲児が機器を、次々に操作する。 マジンガーZが地下室の支柱を殴り、頭上から瓦礫が降り注ぐ。 シロー「わぁ! た、大変だぁ!」 シローが慌てて、地上へ這い出す。 シロー「助けてくれぇ~! わぁっ!」 マジンガーZも地上に現れ、シローは必死に逃げ出す。 シロー「わぁ! 嫌だよぉ~っ! 何すんだよぉ!」 マジンガーZが、逃げるシローを追って来る。 シロー「助けてぇ~っ! やめ、やめろぉ! 何だって、僕を追っかけて来んだよぉ!? 兄貴ぃ!」 甲児「こらぁ! 勝手に動くなぁ! て、てめぇ、生意気だぞ!!」 シローが腰を抜かして転ぶ。 マジンガーZがシローを目がけ、脚を振り上げる。 シロー「わぁ──っ!? 兄ちゃん、俺を殺す気かぁ!?」 甲児「こいつが勝手にやってるんだぁ! 何とかしてくれぇ──っ!!」 シロー「助けてくれぇぇ!! 踏み潰されるよぉ──っ!! わぁ、もう駄目だぁぁ!!」 脚が振り落ろされる── ギリギリのところで、誰かがその脚をつかむ。 甲児「あれ……?」 女性型巨大ロボットのアフロダイAが、マジンガーZの脚を止めている。 頭部の操縦席には、弓教授の娘、弓さやかがいる。 甲児「何だ、君は?」 さやか「君こそ何よ。こんな乱暴な運転なんかして」 マジンガーZが、アフロダイAを蹴り飛ばす。 さやか「きゃあっ!?」 光子力研究所では、弓教授がその様子をモニターしている。 弓教授「あっ、あれは!?」 さやか「やったわね!?」 弓教授「まて、さやか」 さやか「えっ?」 弓教授「そのロボットの、操縦席の男の子の名前を聞くのだ」 さやか「でも、お父様」 弓教授「言われた通りにするんだ!」 さやか「誰なの? 君の名は、何ていうの?」 甲児「兜 甲児だ」 弓教授「やっぱり、兜博士の……!」 マジンガーZが歩き出す。 さやか「待ちなさい! ロボットを止めるのよ」 甲児「止まらないんだよ!」 さやか「どこへ行く気なの?」 甲児「知るもんか! 前へ回って、マジンガーZに聞いたらいいだろう?」 その頃、日本近海では海中から、あの機械獣2体が上陸している。 Dr.ヘル「我が機械獣どもよ。悪魔の強さを見せてやれ! 街を徹底的に破壊し、光子力研究所を占領するのだ! お前たちの前に立ち塞がる者はない」 機械獣たちが建物、船舶、列車、工場を次々にを破壊する。 人々が悲鳴を上げて逃げ惑う。 Dr.ヘルの世界征服の火ぶたはついに切って落とされた。だが、Dr.ヘルの機械獣に立ち向かうはずの正義のロボット、マジンガーZを兜甲児はまだ、操縦することができない。そしてマジンガーZは果たして恐るべき機械獣軍団に立ち向かうことができるのであろうか? (続く)
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少年、鳴海歩の元に電話がかかった。 歩「はい、鳴海です」 ?「歩か?」 推理せよ 真実のために 歩「ああ兄貴」 ?「『ブレード・チルドレン』の謎を追う・・・」 歩「は?」 ?「まどかにも伝えてくれ」 そう言うなり、電話は切られた。 推理せよ 大切な人を守るために 歩「え・・・何・・・・兄貴・・・?」 推理せよ――― ―――兄を越えるために! 第一話 踊り場の見えざる手(前編) 歩「・・・・・やべ・・・・寝すぎた・・・・」 そんな夢を見ていたのは、屋上で雑誌を見ながら寝ていた少年、 私立月臣学園1年となった歩だった。 歩(「あの日」の夢を見た) (・・・・そうか。そういや今日だったな) (2年前、兄貴が失踪した「あの日」・・・・・・) ?「きゃあああ!!」 歩「あ―――・・・?」 歩が悲鳴の聞こえた方へ向かう。 歩「・・・・んだァ?さわがしい」 「・・・・・!?フェンスがねぇ!!!」 「・・・・・?」 歩が下をのぞき込んで見ると、地面には1人の女子生徒の死体とフェンスがあった。 死体の周りには人が集まっていて、その中の1人が歩を見上げて、叫んだ。 女子「あんたね!」 歩「へ?」 女子「あんたが突き落としたのね!!」 歩「・・・あ?ああ~~~~?」 その後、警察がその現場に来た。 警官「ご苦労様です!」 和田矢「うわあ~カワイイ娘だな~~~♡」 落ちた生徒手帳の写真を見ていた、巡査・和田矢末丸の頭にひじ打ちが叩き込まれた。 和田矢「う~~~」 まどか「月臣学園2年F組、宗宮可菜。非常階段6F踊り場より落下・・・」 「・・・まいったわね・・・」 和田矢のひじ打ちを叩き込んだ、警部補・鳴海まどかが和田矢から取った生徒手帳を見る。 和田矢「けっけけ、警部補!!」 まどか「あら?」 生徒手帳には、他の人達と写ってる可菜の写真もあった。 まどか(写真・・・) まどか「ふぅん・・・・あっこれ頼むわ」 まどかが警官に生徒手帳を渡した。 警官「ハイ」 和田矢「上からの落下・・・かぁ。自殺、事故、他殺。よりどりみどりですねえ」 「どれだか晩飯賭けませんか?」 そう言う和田矢の腹にまどかはパンチを叩き込んだ。 和田矢「あ・・・あうぅ」 まどか「和田矢、現場を見なさい」 「自殺・事故・他殺、その中で最も可能性が低いのは?」 和田矢「え?え~~~と・・・事故?」 まどか「根拠は?」 和田矢「だってつまんない事故にしちゃ捜査がものものしい・・・」 そう言う和田矢の顔面をまどかは殴った。 まどか「答えは自殺。これを見なさい」 まどかが割れた眼鏡を拾った。 和田矢「?」 まどか「自殺者は大抵死ぬ前に容姿を気にするものよ」 「特に女性なら化粧もヘアスタイルも服装もきちんと決めてからという傾向が強い。眼鏡も外してるケースが圧倒的に多いわ」 「年頃の女性が、こんなダサイ眼鏡かけて自殺をするかしら?」 和田矢「でっ、でも、被害者はメガネ美人でいつもかけていたかもしれないかもしれないですか?」 まどか「生徒手帳の写真ちゃんと見た?」 生徒手帳の写真の可菜は、眼鏡をかけていなかった。 まどか「刑事を続けたかったらもっと観察力を養いなさい」 女子「あんたがカナを突き落としたんでしょ!!」 まどか達の近くで、あの女子が歩に詰め寄っていた。 女子「カナが落ちたあと、あの踊り場に顔を出したの、私この目でちゃんと見たのよ!!」 歩「・・・ギャーギャーうるせえ女だな。ただの事故だろ?」 女子「ただの事故!?ふざけんじゃないわよ!」 歩「ふざけてんのはそっちだろ。俺はたまたまあそこにいただけだ」 女子「たまたま!?そんな言い訳通用するとでも・・・、!」 まどかが女子の前に出てきた。 まどか「それぞれの言い分はわかりました。詳細は個別に―――・・・」 まどかと歩が互いに気付いて、黙ってしまった。 和田矢「どうしました?警部補?」 その後、生徒指導室で聞き取りが行われた。 和田矢「目撃者、野原瑞枝さんの話によりますと・・・」 瑞枝「私が友達の辻井君とちょうと話をしていた時でした・・・」 ?「きゃあああああ!!!」 瑞恵(当時)「!!!」 瑞恵「突然すごい悲鳴が聞こえてきたんです」 「「何があったんだろう」ってふりむくと人が落ちていくのが見えて・・・ちょっと離れてたけどすぐにカナだってことがわかりました」 瑞恵(当時)「カナッ・・・」 瑞恵「現場に私達がかけつけた時、6階非常口の踊り場にちょうどあの男が顔を出したんです!」 歩「ああ~~~・・・」 和田矢「・・・・というころでしたが、なぜ君は放課後あそこにいたんですか?生徒は滅多に行かない場所だそうですが・・・」 歩「屋上が静かでずっと寝てたんですよ。で、そろそろ帰ろうと思って降りてきたら非常階段の方が騒がしかったもんで」 「ちょーっと見てみたくなっただけですよ。文句あります?」 和田矢(かわいくない) 「非常口のほうから誰も不幸な人物は逃げてこなかったんですね?」 歩「誰もいませんでしたよ」 和田矢「ほう誰も・・・」 歩「おいおっさん」 和田矢「おっ、おっさんとはなんだ!!僕は、僕はまだ・・・」 歩「もしかして刑事サン俺を疑ってんの?どーせさあ、友達とやらが感情的になってるだけで、結局事故か自殺でおさまるんだろう?」 「フェンスももともと壊れたっていうし」 まどか「用務員の話によると、確かに以前からフェンスのボルトの接合が甘くなってたらしいわ」 「でも相当強い力で押さないと外れなかったことが確認されてるし、ボルトも金網もかなりの負荷がかかって曲がった状態だった」 「狭い踊り場で足をすべらせて寄りかかったぐらいじゃ、絶対そうはならないのよ」 「つまり事故はありえない」 歩「・・・自殺は?」 まどか「遺書はないし否定する材料がいくつかあるわね。今のところ、宗宮可菜さんは踊り場からフェンスごと突き落とされたとしか考えられないの」 歩「・・・・・・」 和田矢「フッフッフ」 歩「あ?どーしたおっさん」 和田矢「おっさん言うな!!!」 歩「うおっ」 和田矢「いいか!6階以外の非常口は最近使った形跡がなく、階段を駆け下りて逃げる者も目撃されてない!」 「さらに!お前自身が6階非常口から誰も逃げてこなかったと認めたぞ!」 「その上おまえは僕を「おっさん」呼ばわりした!!」 歩「なんの関係があるんだよ」 和田矢「す・な・わ・ちっ」 「お前以外に被害者を突き落とすことは不可能だ!!!観念しろ悪党!!!」 歩「ほーう」 歩が拳を鳴らし――――― 和田矢の額に絆創膏が貼られた。 和田矢「・・・・・」 まどか「恥ずかしいセリフを大声で言わない!」 和田矢「だってこいつ以外に考えられないですか・・・・」 歩「・・・・・」 和田矢「それに犯人がわかればうまくいくと「あの事件の」、あぐっ」 まどかが和田矢の顎を引っ張って、言葉を止める。 まどか「自分の置かれた立場、分かった?」 歩「あーあー、めんどくせーことになったのはしっかりわかったぜ」 まどか「・・・まあ今日のところはもういいわ」 和田矢「えっ!?」 まどか「帰って夕食の準備なさい」 和田矢が歩を締め上げた。 和田矢「警部補!?何甘いこと言ってんですかぁ!こんな奴署に連行してぎゆうと絞り上げれば-」 歩「・・・てめっ、何しやがる!!」 まどか「和田矢」 和田矢「?」 まどか「和田矢、私の名前を言ってみなさい」 和田矢「へ?」 「え・・・えーと鳴海まどかさんでしたよねぇ」 歩「むさ苦しい」 まどか「じゃあこの容疑者の名前は?」 和田矢「え?」 和田矢が歩の生徒手帳を見る。 まどか「おぼえてなさいよ」 和田矢「鳴海歩。・・・・鳴海?あれ?」 まどか「「あれ?」じゃないでしょう。観察力が足りないわよ」 和田矢「・・・あのー、つまりこいつ・・いえ、こちらの方は・・・」 歩(バーカ) まどか「私の弟よ」 歩「・・・・・・」 夜。歩とまどかの暮らすマンションの一室。 まどか「なっ、なによコレ!!」 歩「カレーだ。見てわかんねえのか?」 まどか「そーゆーことを言ってんじゃないのよ!!あんた今夜は地中海風ブイヤベースに山菜リゾットって言ってたじゃないのぉ!!!サフランの香りは?わらびの食感は!?」 歩「どわ!?~~~~っせーなぁ」 「悪党呼ばわりされた日にそんな手間のかかるもん作ってられるか」 まどか「あっ。しかもレトルトぉ!!いや――――っ!!」 歩(チッ、めざといな) 歩「文句があるなら自分で作れよ」 まどか「う・・・私が不器用なの知ってるでしょ!」 歩「・・・ねーさん、職場じゃ気取ってんのな」 まどか「なによ。気取って無愛想なお姉さんが家にいたらうっとーしいでしょ」 歩「わがままで感情にムラがあるお姉さんもうっとーしいんでねぇ?」 まどかが歩の足を蹴った。 歩「だっ!?」 「・・・・・・!」 まどか「あんた。本当にやばいわよ」 歩「・・・・・・・」 「本当に俺以外に突き落とせた奴はいないんだな」 まどか「あんたの証言がダメ押しね。自殺は望み薄だし、フェンスの状態から突き落とされたのも確実。動機が見つかれば逮捕状がでるわ」 歩「・・・こりゃまたたいそーなこって」 まどか「ふざけてる場合じゃないわよ。いざとなったらかばわないから」 歩「別にかばってもらおうとか思っちゃいねーよ」 まどか「あっそ。かわいくないわね」 歩「・・・・なあ。あのマヌケそうな刑事が言いかけた「あの事件」ってなんなんだ?宗宮可菜が殺されたのとか何か関係ありなんだろ?」 まどか「・・・・・・」 「さあ・・・それはどうかしら?」 まどかはにっこりと笑った。 歩(は―――――そーきたか。ま、俺は俺でやらせてもらうか) 「・・・一つ言っとく。野原は要注意だぜ?」 まどか「え?野原瑞恵さん?」 歩「俺、上で見たんだよな。あの女皆の注意が俺に向いてた隙に、現場で何か拾ってポケットに突っ込んでやがった」 「ものはわからねえが、見つかると困るもんに違いない」 まどか「彼女が真犯人だっていうの?50メートルも離れたところで墜落現場を目撃してた彼女が?突き落とすには長い手が必要ね。みょい~~~んとした」 歩「だけど」 「特別なトリックでも使わなきゃ、俺以外に犯人はいない・・・・そうだろ?」 そういう歩の後ろに、まどかはある男の面影を見た。 まどか「・・・・あ。素人は口を出すもんじゃないわ!」 歩「さーてと皿でも洗うかな」 まどか「ちょ・・・っ」 歩「あーおととい作ったプリンがあまってら。食う?」 まどか「は・・話そらすんじゃないわわよ!食べたいけどっ」 結局プリンは食べられた。 歩(よく言うぜ) 翌日、放課後―――・・・ 歩は音楽室でピアノの前にいた。 歩(――――兄貴にできないことは何もなかった。勉強も運動も・・・) (ピアノでさえも) 歩はピアノを弾き出した。 歩(いつもああなりかった) (10代であっさり世界的ピアニストになり) (20代で刑事となって「名探偵」と呼ばれた兄のように) (俺は・・・兄貴を憎んでいるのかもしれない――――――・・・) 歩は物音を聞き、ピアノから立ち上がった。 歩「!?」 ?「あれー。やめちゃうんですかピアノ。せっかくだから最後まで聴きたいですぅ」 歩「・・・あ」 「あんた誰?」 そこにいたのは一人の女子、2年の結崎ひよのだった。 ひよの「あ、申し遅れまして♡私、新聞部部長の結崎ひよのですぅ」 歩「・・・・・あァ?新聞部?」 ひよのは歩にマイクを突き出した。 ひよの「きゃっ」 「つきましてわぁ!人を殺した心境などお聞かせ頂けると嬉しいんですけどぉ」 「・・・・・・・・あのー、聞いてます?」 歩「・・・・俺はやってない」 ひよの「はあ?」 歩「お・れ・は・やっ・て・ね・え」 ひよの「!」 歩「――――ったく」 ひよの「えーでも、学校中1年の鳴海がやったって噂ですよぉ」 歩「あ?なんでそんなに噂が早いんだよ!!事件は昨日の夕方だぞ!!」 ひよの「それは積極的に噂を流している人がいるからです」 歩「野原瑞恵か」 ひよの「宗宮さんの親友だったそうですからねぇ。憎しみもひとおしなんですよ、きっと」 「ってあれ?鳴海さん?」 歩は音楽室から出た。 男子「あいつが・・・」 女子たち「えっえっ?」 「やだこわーい」 ひよの「鳴海さーん」 歩「・・・・おい」 歩の横にひよのが付いてきていた。 ひよの「はいっ♡なんでしょう鳴海さん」 歩「・・・名前を連呼するな」 歩は柱に頭をぶつけた。 ひよの「あらごめんなさい鳴海さん」 歩「・・・・あんたなんでついてくるワケ?」 ひよの「鳴海さんが殺人者でないとおっしゃるのなら、それが真実であるか鳴海さんの同行をさぐらなくてはいけません。真実を伝えるのが私のモットーです」 歩「なん」 ひよの「ダメっていっても無駄ですよぉ―――勝手についていきますから」 歩「・・・・・」 ひよの「ところで鳴海さんどこへ行くおつもりで?」 歩「決まってんじゃねえか」 「野原瑞恵に文句を言いにいくんだよ」 弓道部。 一人の男子が放った矢が的の真ん中を射抜き、瑞恵がそれを見ていた。 瑞恵「お見事!」 ひよの「鳴海さん意外とまぬけですねぇ」 「クラスも放課後学校に残ってるかもわからない人に会いに行こうとしてたとは」 歩「うるせえ。だいたいあんたなんであいつが弓道場にいること知ってんだよ」 瑞恵「!」 ひよの「新聞部にわからないコトはないんです♡」 歩「・・・あんたさー。もしかしてウワサの「情報通」?高等部にそんなやつがいるってきいたことあるぞ。学長さえ脅えるとかなんとか・・・」 ひよの「失礼ですね!私利私欲に利用したことはありませんよ!」 歩「・・・・」 ひよの「これすべて、知的好奇心のため♡きゃっ♡」 歩「カメラ目線!?」 瑞恵「ちょっとあんた!!!」 歩「・・・主役のおでましだ」 瑞恵「殺人犯・・・こんな所になんの用?」 歩「・・・別に。ちょっとアイサツにな」 男子「瑞恵」 瑞恵「勝」 先程弓を引いていた男子が瑞恵の側に来た。 それを見てひよのが歩に耳打ちした。 ひよの(鳴海さんあの人ですよ、野原さんの彼氏) (弓道部主将3年の笹部勝先輩です。全国大会で優勝するほどの腕だそうです) 勝「おいおまえ」 勝が歩の胸ぐらを掴んだ。 勝「瑞恵に近づくな。人殺しめ」 歩「・・・・・・」 ひよの「鳴海さ――――――ん、言い忘れてましたけど―――――・・・」 「その人ケンカめっちゃ強いですよぉ」 歩「ナヌ?」 (そーゆーことは早く言え) 歩「笹部センパイ、犯人は俺じゃないですよ」 歩は勝の手を振り払った。 歩「野原サン」 瑞恵「な・・・なによ。なんか文句あ」 歩「俺が言いたいのがこれだけだ」 「あんたのトリックは俺が解く!!」 「・・・ハメた相手が悪かったな」 勝「瑞恵・・・?」 瑞恵が拳を震わせていた。 歩「だいたいおかしいんだ。あいつはろくに情報もない段階で事件を殺人と断定してやがった。事故の可能性もあるのに・・・だ」 ひよの「はは~・・・それで野原さんが犯人だと・・・でも野原さんはあのあたりに立っていて、墜落の現場を目撃してる人ですよ?」 歩「・・・・フン。彼女が目撃者ってのが作為的なんだよ」 ひよの「あら、そんなこと言ったら辻井磯夫さんのことはどうなんです?」 歩「・・・誰それ」 ひよの「目撃者の一人ですよ。野原さんと一緒にいた人」 歩「そんなに重要な奴なのか?」 ひよの「宗宮さんの片想いの人ですよ。え―――――とぉ」 「辻井さんは野原さんのバイト仲間で、どうやら野原さんは宗宮さんと彼をくっつけようとしていたそうです。二人を顔見知りくらいにはしたみたいですね」 「でも宗宮さんの方が告白するのしないのうじうじして、結局昨日死んじゃいました」 「以上女の子のヒミツです♪」 歩「・・・あんた遠くで針の落ちる音が聞こえてんじゃんねぇか?」 ひよの「何言ってるんですか。恋愛の話なんて同性間で筒抜けですよぉ」 「まあでも」 「私は男子のも把握してますけどね。確か鳴海さんは以前寝言で女性の名を――――」 歩「うあ!?」 歩はひよのの口を塞いだ。 歩「あんたの情報通はわかったから。余計なことを言うんじゃねえ。ったくなんて奴だよ」 ひよの「あの鳴海さん」 「動機はどうするんですか?私にも心当たりないですよ」 歩「口封じ・・・じゃないかと俺は踏んでる」 ひよの「口封じ・・・?」 歩「宗宮はある事件に関わってたらしいからな」 ひよの「ふーん、話がおっきくなりましたねぇ」 歩(それにしても「ある事件」か・・・・宗宮が関わってたことは確かなんだが・・・でもねーさんの様子だと俺に知られたくないって感じだったな・・・) (ひょっとして、兄貴がらみの――――・・・???) 歩とひよのは、事件現場に着いた。 歩「野原と辻井とやらがいたのはこの辺りか・・・踊り場は見にくいな」 ひよの「この場所からだと、あの踊り場に誰かいてもたぶん気がつきませんよ」 歩「・・・・・・」 ひよの「?」 「ね、鳴海さん。事件のあった日、6限目の授業のあと宗宮さんが職員室に呼びだされたの覚えてます?」 歩「え?」 放送「2年F組宗宮可菜さん、至急職員室まで来てください」 ひよの「掃除当番だった宗宮さんは手を止めて職員室に行ったんですけどね」 「不思議なことに誰も用がありません」 「呼び出しを放送した生徒はそうするようメモがあったからやったそうなんですが・・・」 「宗宮さんは首をかしげて教室に戻り掃除にかかったそうです」 歩「・・・・・・」 「・・・・どっから・・・そんな情報・・・」 ひよの「地道な聞き込みですよ。お役に立ちます?」 歩「・・・・・・」 歩(それにしても今の話・・・そしてあの女がポケットにかくしたもの・・・あと何か・・・) ひよの「あのー鳴海さん」 「私、小腹がすいてしまいました。カフェテリアで何か食べません?おごりますよ」 歩「あァ?ざけんな、一人で勝手に行きゃいーだろ」 ひよの「え――――つれないですね、鳴海さん。いいじゃないですか」 ひよの「ねえ鳴海さん、鳴海さんてば-」 歩「うるせえ」 (またこのパターンかよ) ひよの「♪わぁい」 歩(・・・で、どーして俺は今カフェテリアに向かってるんだ?) そんな事を考える歩の横で、1人の女子が上の踊り場のいる女子に声をかけていた。 女子「ゆうー!」 歩「・・・・・・」 (!!) 歩「・・・なるほどな」 ひよの「!」 歩「これが真実の旋律か・・・」 (続く)
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「ウォーター・ウォー!」Q.秋山殿が説明する水着の歴史 Q.背景の女優達 Q.麻子が伸ばしてた危ない水着の正体 Q.バレー部キャプテンが着ていた着ぐるみ Q.ドイツが開発した水にとける水着 Q.おりょうが着ていた腹掛風水着についている家紋 「ウォーター・ウォー!」 Q.秋山殿が説明する水着の歴史 └A. ポンペイの水着:およそ2000年前 19世紀の水着:背景の元ネタは1898年のスタイルらしい 縞模様:背景元ネタの写真は1915年ごろに撮られたもの Q.背景の女優達 └A. 上から 1930 Carole Lombard 1933 Sari Maritza 1956 Jayne Mansfield 1933 Joan Crawford Q.麻子が伸ばしてた危ない水着の正体 └A. 男(man)+ビキニ=マンキニ、もしくはムタンガという男性用水着 同じような危ないデザインの女性用水着はスリングショットなんて言ったりする。俗称 ブラジル水着など Q.バレー部キャプテンが着ていた着ぐるみ └A. フジテレビ系列のバレーボール大会マスコットキャラクターのバボちゃんと思われる オリジナルには顔を出す部分はない Q.ドイツが開発した水にとける水着 └A. 実在する "Get Naked Bikini"という名で売られてるそうな 水着が消えてなくなるわけでなく、縫い目が解けるようになっている Q.おりょうが着ていた腹掛風水着についている家紋 └A. 組合い角に桔梗紋 坂本龍馬が使った家紋
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仄暗い玉座の間を薄明かりだけが照らす。 暗闇から七人の男女が姿を現す。 玉座には中華風の衣装で煌びやかに着飾った女性が立つ。威厳の割りに、その顔は若く美しい。 「集まったか、八卦集よ」 彼女の声に玉座の下、左右に控える七人が恭しく傅く。 「ついに我ら鉄甲龍の復活の時が来た。長く国際電脳を隠れ蓑としてきたが、もはやその必要はない!今こそ世界を冥府へと変える時ぞ!」 高らかに叫ぶ声に、全員が深深と頭を下げる。 「だが、その前にやらねばならぬことがある……。わかるな?」 七人の内の一人、仮面の男が一礼し答える。 「はっ。裏切り者『木原マサキ』の抹殺、そして彼奴に奪われし『天のゼオライマー』の奪還にございます」 「左様。だが既に木原マサキは死んだとのこと。なれば残るは、天のゼオライマーの時空管理局からの奪還。誰ぞ我こそはという八卦は居らぬか!?」 七人全員がそれに応えた。彼女はしばし悩んだ後に 「耐爬、風のランスターに命ずる!必ずや天のゼオライマーの奪還、もしくは破壊を遂行せよ!」 両目の下に八卦の証である紋を入れた青年を指した。 「御意っ!必ずや御期待に応えて見せましょうぞ!」 彼は勇ましく答える。それは彼女――幽羅帝への忠誠。だが、それだけではない。 一瞬、彼女が耐爬に送った、切なげな視線に気付く者は何人いただろうか。 また、自らが去った後の、幾人かの耐爬への嘲笑を彼女は気付かなかっただろうか。 後にこの事件は、一般には『鉄甲龍事件』と呼ばれることになる。だが、真実を知る一部の人々はこう呼んだ。『冥王事件』――と。 魔法少女リリカルなのは―MEIOU 第一話「冥王、黄昏に降臨す」 「鉄甲龍……ですか?」 居酒屋風、否、居酒屋のカウンターに男女二人が腰掛けている。 一人は八神はやて。時空管理局 本局古代遺物管理部 機動六課部隊長である。仰々しい肩書きだが、19歳という年齢からはそうとわかるものは少ないだろう。 「ああ、別名ハウドラゴン。現在は動きを見せてないがな。多分水面下で活動してるんだろう」 もう一人はゲンヤ・ナカジマ。陸上警備隊第108部隊の隊長だ。階級ははやてが上ではあるが、それを感じさせない砕けた口調だ。研修中に彼女の面倒を見た関係で、今でも相談に乗ることがある。 「せやけど、次元世界を股にかけて活動するなんてできるんですか?」 「まあ、普通は無理だろうな。だが、奴らはおそらく独自の次元空間航行船、いや要塞を持っている。本局レベルのものをな」 「そんな……」 それほどの組織が何故、今活動していないのか。疑問は尽きない。 「連中のテクノロジーは管理局と同等かそれ以上。位置を悟らせない何らかの仕掛けがあるんだろう。組織も局と違って一枚岩だ」 「何でナカジマ三佐はそんなに詳しいんですか?」 はやての疑問は当然のことだろう。一介の部隊長が知っていることではない。 はやても今まで聞いたことすらなかった。 「昔……ちょっとな」 「はぁ……」 僅かにゲンヤの顔が曇った。が、すぐに笑って誤魔化した。 「ともかくだ、八神。鉄甲龍という名を覚えておけ。だが、できればこのまま忘れることができればいいんだがな……」 「わかりました。ありがとうございました、ナカジマ三佐」 「いや、休みだってのにこっちから呼んで悪かったな」 「いえ、今日は話せてよかったです。失礼します」 鉄甲龍――店を出た後もその言葉が頭から離れなかった。 その日、ティアナ・ランスターとスバル・ナカジマはいつもの休暇を満喫すべく、街に繰り出していた。 ウィンドウショッピングに買い食い等々をたっぷり楽しみ、さあ帰ろうかという頃。既に太陽は落ちかけ、街は朱に染まろうとしている。 二人乗りのバイクを走らせていると、懐かしい姿を見つけた。向こうも驚いてバイクを急停止させる。 「美久!?」 彼女は確かに氷室美久だった。二人の魔法学校の同期生。流れるような美しい栗毛、大きな瞳はまるで卒業当時から変わっていない。顔立ちも髪の長さもそのまま、背だけが少し伸びただろうか。 「スバル……ティアナ?」 彼女もスバル達を見て驚いているようだ。 「うん!久しぶりじゃん!」 スバルはつい懐かしくて手を握る。すると彼女も昔のように微笑み返してくれた。 「ほんと、久しぶりね。二人とも元気そう」 「まぁ、元気じゃなきゃ勤まらないしね」 「そうそう。身体が資本だから」 そんな他愛ない会話を交わす。それは15の少女らしい姦しいやり取りだった。 「そういえばさ、美久って確か本局勤務じゃなかったっけ?」 「何かミッドに用でもあるの?」 「あ……うん。そうなんだけどね……」 その話題になると急に歯切れが悪くなってしまった。困った顔で俯いてしまう。 「(ちょっとスバル。あんまり聞かないほうがいいかもしれないわよ。辞めちゃったとかかもしれないし)」 ティアナがスバルに念話を飛ばす。 「(あ、うん。そうだね、ごめん)」 スバルはこういったことに少々疎いので、ティアナのフォローはありがたい。 「いいよ。また今度、都合が合えば同窓会でもしよ?」 スバル達が気を使ったのがわかったのか、美久はほっとした顔で微笑む。 「うん、そうね。ありがとう」 そう言って彼女達は別れる。後はこのまま隊舎に帰り、残り少ない休日を楽しみ、明日に備えて眠る――はずだった。 「ティア!あれっ!」 二人の背後に輝いていたはずの太陽が突如、覆い隠される。 スバルの指の指す先には巨大な翼を開いた白いロボット、50mはあるだろうか。 「なに……あれ?」 バイクを横転しそうな勢いで止めたティアナはそう呟いた。いや、それだけしか話せなかった。 「どこだぁ!!ゼオライマー!!」 ロボットは訳のわからない言葉を叫びながら降下した。 足元の建物を踏み潰しながら、肩からは竜巻を放出しながら物や人を巻き上げていく。 街はあっと言う間に悲鳴に包まれ、人々は逃げ出した――しかし、どこへ逃げればいいのか?それもわからず、ただ、あのロボットから少しでも遠くへ逃げようとしている。 「と、とりあえず報告しよう!」 「そ、そうね!指示を仰がないと!」 その当然の答えにたどり着くのさえ、時間を要した。報告をしようとした時、上から自分達を呼ぶ声に気付く。 「スバル、ティア!」 「なのはさん!」 スバルとティアの上司、高町なのは一等空尉である。彼女は既にデバイスを発動させ、バリアジャケットをその身に纏っていた。 「なのはさん!何なんですか、あれ!」 「落ち着いて、二人とも!」 すっかりパニックになりかけている二人をまず落ち着かせる。 「あのロボット、こっちの呼びかけには全然答えようとはしない。私とフェイトちゃんは戦いに出ようとしたんだけど、上から強力なストップがかかったみたいなの。だから今は避難誘導を急ごう。二人も手伝って!」 「は、はい」 それぞれのデバイスを構え、 「マッハキャリバー!」 「クロスミラージュ!」 「セットアップ!」 『Standby,Ready』 同時に二人はデバイスを起動、バリアジャケットを纏う――瓦礫の撤去や障害物の破壊、攻撃を受けた時のためだ。 「それじゃあ、よろしく!」 なのはは再び飛び去り、スバルとティアナは顔を見合わせ頷くと走り出した。 なのはは避難誘導を急ぐ。 だが、何故上からのストップがかかったのか。それだけは気になって仕方がなかった。 こうしている間にもロボットは建物を吹き飛ばし、踏みにじっているというのに。 だが、その答えはすぐにわかった―― 「っ!公園が!?」 近くの公園が割れ、大きなゲートが開く。中からせり上がってきたのは、同じく巨大なロボットだった。 暴れているロボットとデザイン的には近い。各所に突起があり、特に頭部の突起は一際目立つ。 最大の特徴は、両手の甲の丸い球。同じ物が頭部中央にもある。 「またロボット?」 現れたロボットはぎこちない動作で手足を動かした後、背部のバーニアから青い炎を噴出しながら空へと飛び上がる。 「現れたか!ゼオライマー!」 暴れていたロボットは、現れたロボットに反応し、同じく空へと飛び上がる。形状から見て飛行に適しているのだろう。 間接の駆動音を響かせ、翼のロボットが殴りかかる。金属がぶつかり合う轟音は、周囲の悲鳴さえも掻き消す。 殴られたロボットは大きく飛ばされ、車、建物――人を破壊しながら地面を滑っていく。 爆音は更なる悲鳴を呼び、炎は薄暗くなった空を照らす。 倒れたロボットは再度飛び上がるが、風に煽られバランスを崩す。そこに敵の攻撃を受け転倒。 それを何度か繰り返し、やがて完全にロボットは沈黙した。 「何と呆気ない……これが天の力か……?」 エンジンが止まったのか、両手と頭の球体の光も完全に消えてしまっている。 「なのはちゃん!たった今、上から命令が下された。避難完了まで、できるだけ時間稼いで!」 「了解!」 はやての通信にも疑問が残る――この事態に攻撃にストップをかけておいて、ロボットがやられると今更戦えと言ってくる、上の指揮には明らかに不自然な点があった。 だが、今はそうも言ってられない。すぐにその考えを振り払った。 「時空管理局です!直ちに攻撃を停止し――っ!」 最後まで言い終えないうちに突風が真横を通り抜ける。ロボットは完全になのはに向き直っていた。 「邪魔をするな!管理局の魔導士!」 「そっちがその気なら……!」 なのはもレイジングハートを構える。 あれだけの巨体だ。殴られただけでも完全に防ぎきることはできないだろう。だが、懐に入ることができれば――。 『Accel Shooter』 高速で接近しつつ光弾を発射する。無数の光弾は尾を引きつつ、全てが着弾した。 「駄目っ!威力が低すぎる!」 アクセルシューターではかすり傷程度しか負わせることができない。 なのはの弱みはそれだけではなかった。 自分とロボットの下には未だ多くの市民が残っている。 彼女はロボットを市街地から引き離そうとも試みたが誘いにも乗ろうとはしない。余程もう一体のロボットから離れたくないのか。 それとも市街地の上なら全力の攻撃もできないと考えているのか――。 (距離を取って、全力の砲撃で撃墜できたとしても、あの巨体が落下して爆発すれば被害はかなりのものになる……!) それがなのはの攻撃を鈍らせている。 「邪魔をするなら、貴様から死んでもらうぞ!デェッド!ロン!フゥーン!」 ロボットの肩から六つの巨大な竜巻が放出され、外から内へ、囲むようになのはを包みこんでいった。 「きゃあああああああ!!」 竜巻の中では上下左右の感覚すら失われる―― フィールドやバリアジャケットが削られていくのを感じる―― (このままじゃ……!) なのははできる限り最大のバリアを張る。 そのことでダメージは軽減され、竜巻の中で体勢を立て直すこともできた。 レイジングハートを構える。 「ディバイン……」 狙いは一点、竜巻の隙間から見えるロボット、その肩。 魔法陣が杖を囲む――意識を集中させ、掛け声と共に一気に解き放つ。 「バスター!!」 収束された桜色の魔力光はロボットの右肩の、風の噴射口に突き刺さり爆発した。 「ぐぅぅぅぅぅ!!」 突然の反撃に驚いたのか、ロボットは肩を抑えて仰け反る。 弱まった竜巻を突破したなのはは再びロボットと対峙した。双方とも中距離で睨み合う。 一触即発の空気が流れる。下はまだ避難する市民や車の、悲鳴やクラクションでうるさいのに、上空は不思議な程静かだ。 「さっきは随分とやってくれたようだな……」 それを引き裂いた声は―― 「小さい……?」 「ゼオライマー!?」 なのはとロボットは同時に驚きの言葉を口にした。 「八卦……『風のランスター』か……」 なのはとロボットの間に浮かんでいるのは確かにさっきやられたはずのロボット――否、ロボットの形をした鎧だ。なのはと大きさはそう変わらない。 若干角が丸みを帯びているが、全体のシルエットは全く変わっていない。違う点といえば、両手の甲の球体が金色に光り、胸部の穴に光が灯っていることくらいか。 「やはりデバイスの形に切り替えたのは正解だったようだ……。ハリボテのゼオライマーとはいえ、十五年間『鉄甲龍』と管理局の馬鹿共を釣る餌くらいにはなってくれたようだな」 鎧の中から聞こえてくるのは若々しい少年の声だ。だが、その響きはとても冷酷なものに思えた。 「貴様がっ!真のゼオライマーだとでも言うのかぁ!!」 激昂したランスターが鎧に対して拳を叩きつけるも、拳は彼には届かなかった。 「バリア!?」 巨大な拳を受け止める程の強力なバリアが展開されている。 「そうだ……これこそが真なる『天のゼオライマー』!!」 冷酷で、それでいて心底楽しそうな声。 (この人……自分の力に酔っている……!) 「その証を見せてやろう……!」 ゼオライマーは右手をランスターへと向ける。手の甲の光球が光を増す。 そして光球から、ゼオライマーの何倍もの大きさの光の帯が走った。 「ぐうっ!!」 光はランスターの右腕を付け根まで消滅させる。 「次元連結システムは正常に稼動……。小型化しても威力に大差はなさそうだ」 次元連結システム――なのはには聞き覚えのない言葉だ。 ゼオライマーは左腕の光球をランスターへと向ける。 「次は……これでどうだ?」 光球が一瞬輝くと、ランスターの右足が爆発し、地面に落下する。 またランスターもバランスを崩して落下していく。 「クックック、貴様に同じ台詞を返してやろう。"何と呆気ない"」 そう言って、また彼は笑った。まるで地を這う蟻を見下すように、天から人を見下す神のように―― 「では……そろそろ終わりにするか……」 ゼオライマーは両腕を高々と天に掲げた。両手と胸の光は更に輝きを増す。 これ以上は危険だ。 「止めなさい!もう決着はついてます!」 なのははレイジングハートを構えた。 それは直感的な行動に過ぎない。後々罰を受けるかもしれない。 それでも――この光は止めなければならない。 彼はなのはを見ようともせず、 「ふんっ」 軽く鼻を鳴らしただけだった。 「ディバインバスター!!」 彼が鼻を鳴らすと同時に放ったディバインバスター。 彼はランスターの拳をバリアで受け止めていた。そのことを考慮して、制限があるとはいえ、全力全開のディバインバスターを放った。 しかし、ディバインバスターが当たる直前にその姿が一瞬幻影のように掻き消え、再び現れた。 「そんな!?」 「冥王の力の前に――」 両手と胸の光はもはや直視できないほどに輝いている。 「負けられんっ!この戦だけはぁぁぁぁぁ!!」 ランスターはなんとか身を起こし、『天』へと手を伸ばす。 「駄目ぇー!!」 「消え去るがいい!!」 なのはの叫びも空しく、ゼオライマーは両手を胸の前で突き合わせる。輝きが最大に達した時、地上に光が生まれた―― 地を覆い尽くす光は、ランスターを中心に家を、街を飲み込んでいく。『天』を見上げる数百の人々と共に―― その光は見る者全てを恐怖させた。それは指令所でモニターを見ていたはやて、少し離れていた場所で部下に指揮を出すフェイトも同様に。 身体が小刻みに震えるのを抑えることができない。厳密には、それは力への恐怖ではなく、多くの罪も無い人々を躊躇いなく消滅させることのできる者への恐怖――。 それはもはや人ではなく、まさしく――『冥王』。 「クックックッ……アーッハッハッハ――!!」 ならば今、なのはの前で笑っているこの男は――。 「そうだっ!ティア!スバル!聞こえる!?応答して!」 念話にも返事は返ってこない。 「まさか……」 眼下に広がる光を見る。広範囲に渡って街を包むそれは、まだ一向に消える様子はない。 この日、時空管理局は大規模な次元震を観測した―― 目次へ 次へ